【寄稿】韓国型戦闘機事業、航空機の技術従属から抜け出す機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.16 10:46
韓国型戦闘機(KF-X)開発事業の推進方向をめぐって熱い論争が繰り広げられている。「檀君以来最大の武器開発事業」である韓国型戦闘機事業は2002年にその必要が決定され、7度の開発妥当性検討を経て体系開発が承認されたものの、開発成功への懸念により壁にぶつかっている。
果たして戦闘機の国内開発は必要で、また開発は可能なのだろうか。現代の戦闘機開発は国土の防衛を基本としているが、経済的側面が重要視されている。韓国型戦闘機事業が採択した国際共同開発は、成功すれば輸出が可能な方式なので生産量の確保など経済的に極めて有利だ。T-50の輸出事例からも分かるように、戦闘機の共同開発パートナーであるインドネシアはもちろん、東南アジアを中心に大きな市場を予測することができる。一部では開発費と危険性を考慮して戦闘機の直購入を肯定的にとらえる層もあるが、F-15Kの事例からも分かるように購入費以上にかかる運用維持費は空軍予算の大きな負担となっていて、国内開発装備の搭載および互換が制限されるなど作戦運用という側面でも限界を示している。