今度はB-52…米国、南シナ海に戦略武器「3段圧迫」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.14 11:11
米国が駆逐艦と航空母艦に続き戦略爆撃機まで南シナ海に派遣した。米国の軍事力を象徴する戦略武器を相次いで南シナ海に投じることで中国の人工島領有権の主張を無力化し、制海権の掌握を確かなものにするための意図だと外信は分析している。中国は強く反発し、南シナ海での米中葛藤は海上に続き空中にも拡大している。
米国防総省は12日(現地時間)、「先週末、B-52戦略爆撃機2機が南シナ海の人工島周辺上空を飛行した」と明らかにした。米政治専門メディア「ザ・ヒル(The Hill)」も同日、ビル・アーバン(Bill Urban)同省報道官の言葉を引用して「爆撃機2機は8日と9日、グアム基地を出発して南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島近くの国際空域で日常的な任務を遂行した」と伝えた。爆撃機が進入した海域には中国の南沙諸島人工島渚碧礁(英語名・スービ礁)がある。「空飛ぶ要塞(Stratofortress)」というニックネームを持つB-52は1952年に運用が始まって以来、米国核抑止力の核心戦力だ。この爆撃機は核爆弾を中心に最大32トンの武器を積むことができる。