韓国、安保特殊性主張し“南シナ海ジレンマ”抜け出さなくては(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.11.09 11:33
4日にマレーシアで第3回東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議(ADMMプラス)が開かれた。韓国国防部の韓民求(ハン・ミング)長官、米国のカーター国防長官、中国の常万全国防部長、日本の中谷元防衛相も参加した。しかしこの会議では米国が主張してきた南シナ海での航行の自由に関する共同声明採択は中国の拒否により失敗に終わった。これに先立ち先月27日には米海軍の駆逐艦ラッセン(DDG82)が中国が建設中の人工島の渚碧礁から12カイリ以内を通過し中国が強く反発することが起こった。
これまで米国と中国の対立は排他的経済水域(EEZ)で保障される航行の自由の範囲と関連したものが中心だった。これからは航行の自由だけでなくまた別の通航秩序である無害通航の概念と範囲でも米中が衝突する見通しだ。