【コラム】朴大統領の「外交2.0」に望む(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.13 10:37
韓米両国大統領は先月、ホワイトハウスの記者会見で堅固な韓米同盟と2人の間の温かい友情が可能にした首脳会談の成果を大衆に報告した。会見最後の質問に対するオバマ大統領の返答に、皆の耳がぴんと立った。中国関連の質問に米国大統領はこのように答えた。「私たちは強力な韓中関係を望む…ただし私たちは中国が国際規範と規則を遵守しなければならないと強調し続けるだろう。もし中国がそうではない場合には、大韓民国が米国のように声を出すことを期待する」。
オバマ大統領の返答は、明らかにワシントンの懸念を含んでいる。朴大統領は9月の中国戦勝節行事で習近平中国国家主席とプーチン露大統領と並んで立った。太平洋地域で米国の力に対抗するという中国の先端武器が披露された軍事パレードであった。米国の同盟国であり民主国家の首脳の中では朴大統領が唯一だった。米国の相当数の専門家たちは不快感を表わした。韓国がゆっくりと、だがはっきりと米国・日本から離れて中国の軌道に入りつつあるという話であった。朴大統領を擁護する専門家たちは、朴大統領がワシントンと距離を置こうとしているのではなく中国を北朝鮮から引き離して韓国と近づけようとしているだけだと分析した。