【社説】メガFTAの浮上、いまが経済体質強化するタイミング=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.11.08 13:13
環太平洋経済連携協定(TPP)の協定文がこのほど公開された。米国、日本、オーストラリア、ニュージーランドなど12カ国が協定を妥結してから1カ月ぶりに内容が明らかになった。今回の協定文を見ると、メガ自由貿易協定(FTA)時代の到来を予告する。
これまで世界の貿易では相手国と結ぶ2国間FTAが大勢だった。それが次第に複数の国がひとつの枠組みの中で結ぶメガFTAにシフトしている。メガFTAはクモの巣のように張りめぐらされた構造のため参加国の利害関係を調整するのが容易でない。しかしひとたび合意に到れば規模が大きいため波及効果は相当なものになるほかない。特に会員国が高い水準の貿易自由化に同意したとすれば追加で加入しようとする国が抱えなければならない負担が大きくなることになる。