<韓国歴史教科書国定化>上古史・古代史増やす
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.04 15:42
2017年に国定で発行される中学・高校歴史教科書で上古史(三国時代以前)と古代史(三国時代-統一新羅・渤海)の叙述分量が増える。現行の教科書で上古史は一単元分量だ。近代・現代史(朝鮮末期の大院君執権以降)部分は現在の全体分量の半分以下に減る。
政府は3日、中学・高校歴史教科書発行体制を検定(民間出版社発行)から国定(国史編纂委員会編纂)に転換することを骨子とする「教科用図書区分案」を3日に確定告示した。この日の確定告示直後、黄教安(ファン・ギョアン)首相は「大韓民国は『政府樹立』と、北は『朝鮮民主主義人民共和国樹立』と記述し、北に正統性があるかのように伝える教科書もある」とし「現行の検定制度で教科書が何種類かは形式的な数字にすぎず、実際には多様性が消えた一種の『偏向教科書』」と述べた。黄首相は「全国2300余りの高校のうち3校だけが教学社の教科書を選択した。残りの99.99%は偏向性論争がある教科書を選んだ」と付け加えた。