電子薬時代、飲む代わりに移植する(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.28 11:57
薬を飲まず体内に設置する時代が到来している。米食品医薬品局(FDA)は年初、肥満治療に効果的な電子薬(electroceutical)の限定的市場販売を承認した。電子薬はバッテリーと電気信号を発生させる電子機器で構成されている。作動原理は簡単だ。電子薬は90分間ほどの手術で胃腸を掌握する神経束に移植される。胃腸は神経系を通じて食欲を刺激する微細な電気信号を脳に送るが、電子薬がこの信号を遮断して空腹感を感じさせないようにする。メーカーのエンテロメディクスは特許などを理由に具体的な作動方式を公開していない。しかし「162人の肥満患者を対象に1年間行った臨床試験で平均24.4%の体重減量効果を記録した」と発表した。FDAは厳しい条件を出して超高度肥満患者に販売を限定したが、電子薬の承認は今回が初めてであり、製薬業界では新たな時代を開く信号弾として受け止められている。
◆医学に入ったIT