【社説】これほど情けない食薬処に食品の安全を任せられるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.28 16:27
食品医薬品安全処が数日前、白首烏(ベクスオ、漢方薬の材料の1つ)製品の全数調査の結果を出したが、消費者と市場の混乱が整理されるどころかさらに深刻になった。消費者は白首烏を食べ続けるべきなのか、どんな製品を食べるべきなのか依然として混乱している。健康機能食品の波紋に突然、「百歳酒(ペクセジュ)」が巻き込まれて約100億ウォン分の製品回収騒ぎになった。
食薬処は国内最高の権威を誇る専門機関だ。今回の白首烏の件でアマチュアへと転落した。白首烏は健康欲求の上昇のおかげでここ数年、更年期女性の間で大流行していた。一部で「白首烏など複合抽出物」の異常事例の報告が絶えなかったが食薬処は「白首烏のせいとは推定しがたい」として無視してきた。そのうちに消費者院が「偽白首烏(耳葉牛皮消)」の実態を出すと、すぐに仕方なく全数調査を始めた。