潜水艦1隻輸出でソナタ1万8000台効果…安保も創造経済(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.10.26 15:04
◆武器体系の開発に20年
投資と回収に長い時間がかかるという点も特異だ。普通、一つの武器体系を開発するのに約20年かかる。韓国軍需産業振興会のアン・サンナム対外協力チーム長は「今年着手した新武器開発は2035年ごろ戦力に配備される」とし「軍需産業は量産に入った後、約20年間にわたり製品の生産と維持・保守を通じて投資金を回収する」と説明した。
軍需産業は全体のボリュームに比べて付加価値創出効果が大きい。韓国防衛産業振興会の研究によると、国防費を1000ウォン支出すると、1709ウォンの生産誘発効果があるという。公共行政(1448ウォン)、サービス業(1581ウォン)に比べてはるかに高く、産業平均(1659ウォン)も上回る。国防費1000ウォン支出時に創出される付加価値も764ウォンと、製造業(627ウォン)や産業平均(714ウォン)より高い。また国防費10億ウォンあたり21人の雇用が創出され、国防科学研究所がR&D投資額16兆ウォンを投入すれば経済効果は187兆ウォンと投資効果が11.64倍にのぼる。アン氏は「先端化、高度化、技術集約化され、軍需産業の価値がそれだけ高まった」とし「軍需産業は安保と経済活性化の好循環の役割をする」と述べた。