<インタビュー>私が成功したとすれば、それは養父母とフランス公教育のおかげ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.16 17:19
--一時フランスは世界の知的談論や哲学・文学・美術・音楽・デザイン・映画などあらゆる分野で頭角を見せていたが、今は文化的な活力をかなり失った印象だ。フランスの経済的衰退にともなう避けられない結果だとするならば同意するか。
「全く同意しない。むしろその反対だ。途方もない活力を確認している。以前デジタル経済長官だったときにフランスのスタートアップ企業らとよく『Y世代』と呼ばれる20~30代の若い企業家の活力をこの目で確認した。創造産業と協力経済分野で数多くの創業が成り立つなど真の企業家的な意志を確認できた。芸術や文化の分野も同じだ。フランス映画は引き続き観客記録を更新している。今夏、クラシックと現代音楽のフェスティバルでも観衆動員数の記録を立てた。毎年夏にフランスで開かれる祭りだけで3000件を超える。毎年今ごろ開かれる文学シーズンの開幕祭に合わせて数百種の新刊が出版される。文化と創造産業の分野では以前に見られなかった活力を感じている。経済状況が難しくはあるがフランスは欧州のどの国に比べても文化的活力があふれており、創造力が旺盛だ。現代美術、現代舞踊、舞台公演などでも才能があふれている。『韓仏相互交流の年』行事に関しても私が前面に出したいのはまさにこの若い世代の芸術家や創作者たちだ。韓国とフランスの伝統文化はすでにお互いにある程度知られているので、新しい世代の創作者らと彼らのダイナミックな現代的創作物を浮上させようと考えている」