【社説】TPP以降の南シナ海をめぐる国際的な緊張構図
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.15 10:18
米国と豪州が昨日ワシントンDCで高官級会議を開き、南シナ海が超国家的海域であるだけに航海と飛行の自由が保障されなければならないということで意見を共にしたと明らかにした。アシュトン・カーター米国防長官は「数日以内に、中国が埋め立てたスプラトリー群島(南沙諸島)人工島の12海里(カイリ)海域中に米軍艦を通過させる」としながら「中国の南シナ海での活動が周辺国を米国側に導いている」と話した。
これに先立ち米海軍と日本の自衛隊は11日、南シナ海の安定を目的に日米の役割を議論した。この席でジョセフ・アーコイン米軍第7艦隊司令官は「米日同盟を活用して軍事的側面だけでなく災害や船舶事故などでアジア地域のさまざまな国家と共助を拡大していくべきだ」と明らかにした。環太平洋経済連携協定(TPP)の合意以後展開しているアジア太平洋地域の新たな安保地形だ。