【取材日記】「フォルクスワーゲン事態」が与える教訓=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.02 10:59
「フォルクスワーゲンだけだろうか。他のところも調査してみるべきだ」。
5年前にフォルクスワーゲンゴルフを購入したクォンさん(35)は「だまされたという感じだ」と語った。排気ガスの排出量を意図的に操作したフォルクスワーゲン事態を取材しながら、消費者の不満・不信感が輸入車業界全般に広がっているのを実感した。
かなり以前から問題だったが、今回の事態が触媒の役割をした。輸入車業界の慢性病であるアフターサービス(AS)が代表的な例だ。メルセデスベンツEクラスを運転するパクさん(33)は「エンジンオイルを変えるためにASセンターに行ったところ、『輸入車はもともとそうだ』といって25万ウォン(約2万5000円)を請求されてあきれた」と述べた。BMW5シリーズに乗るハンさん(37)は「ドアに少しキズができただけで30万ウォンを請求され、1週間待つように言われた。町内のカーセンターに行き、10万ウォンでその場で処理した」と話した。