「日本の役割拡大」は米国の意を実現…北東アジア軍拡競争の懸念強まる(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.09.24 17:10
安倍晋三首相が総裁の自民党を中心とする与党が、自衛隊の集団的自衛権行使が可能になる安保法案を国会で強行処理した。これを受け、北東アジアの安保地形に相当な変化が予想される。早くも韓国と中国は日本の今後の動きに神経を尖らせている。韓半島(朝鮮半島)と北東アジアをめぐり軍備拡張競争が加速するという懸念もある。日中間で局地戦が発生することも考えられる。何よりも北朝鮮の全面的な挑発がある場合、1945年の解放以来、日本軍がまた韓半島に入ってくる可能性も完全に排除することはできない。
イ・ミョンチャン東北アジア歴史財団研究委員(慶応大国際政治学博士)は戦争が可能な「普通の国」への道を着々と進む日本の外交安保戦略と政策を研究してきた学者だ。イ氏に今回の法案成立の意味、安倍首相の意図、今後の北東アジアと韓半島に及ぼす影響などを尋ねた。