朴大統領、国連外交キーワードは北核・統一・セマウル運動
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.24 09:10
朴槿恵(パク・クネ)大統領は24日、公式日程が1つもない。米国ニューヨークで25~28日に開かれる国連総会と国連開発首脳会議出席の準備をするためだ。昨年、国連総会に向けた出国の前日まで日程をこなしていたこととは違う。それなりの理由がある。今回の総会は国連創設70周年を迎えて開かれるだけに歴代最大規模だ。米国・中国・ロシア・日本など主要国首脳を含めフランシスコ法王まで参加する。開発首脳会議では今後15年間の開発途上国支援の方向性を決める「2030持続可能開発目標(SDG)」が採択される。その上、北朝鮮の長距離ミサイル発射、追加核実験などが予想される10月直前に開かれる行事だ。外交専門家たちの間では「外交戦争」という表現まで登場するほどだ。出国を控えて政府が立てた国連外交戦の目標は大きく3つだ。
◆北朝鮮挑発ジャッジ外交=28日に予定された国連総会の基調演説は、朴大統領の日程の中のハイライトだ。朴大統領は基調演説で、国連70周年を祝って国際社会が直面する主な課題に対する韓国の立場を明らかにする。特に北朝鮮の追加挑発に対して強力な警告が盛り込まれる見通しだ。政府関係者は「時期が時期だけに北朝鮮の挑発を防ぐための強力な警告が入るのは当然だ」と話した。韓国外国語大学のナム・グンヨン政治行政言論大学院長は「北核問題が重要議題として扱われる米中首脳会談(25日)直後であるだけに、対北朝鮮メッセージが効果的になりうる」として「ただし北朝鮮が挑発の代わりに別の選択をする場合に与えることのできる『ニンジン』も確実に提示する必要がある」と話した。