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【噴水台】辛東彬会長の韓国語

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.22 10:27
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2010年ソウルG20首脳会談の際に開かれたオバマ米大統領の記者会見で韓国の記者らは大きな恥をかいた。オバマ大統領は韓国の記者に質問権を与えたが、だれもなにも話せなかった。すると中国の記者がマイクを奪っていった。韓国の記者らには「資質が足りず国に恥をかかせた」という非難があふれた。

しかしこれは不器量だったからか。違うだろう。辱めを受けるのが恐かったのだ。つまらない質問をしてもそうだが、さらに大きな問題は英語だったはずだ。文法間違いだけでなく下手な発音がばれれば一生の恥になるのは明らかだった。だれがあえて英語で質問できただろうか。

 
数年前にEBSで正体を隠した60代男性の英語の演説を内外国人に聞かせたことがある。すると韓国人は「発音がぶつぶつと切れてやぼったい」と酷評したのに対し、外国人は「良い文章に水準高い単語だ」と称賛一色だった。演説者の正体が公開されると韓国人は驚いた。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長だったというわけだ。このように外国語に関する限り韓国人は内容より発音と流暢さを気にする。本質よりも外面に重点を置く虚礼虚式の拡張のようだ。

外国には自国語が下手な名士が結構いる。国際政治学者のヘンリー・キッシンジャーがそうだ。14歳の時にドイツから移民した彼は78年間米国で暮らしたが、いまだに英語の発音が下手だ。彼の演説を聞いた米国人のうち大部分が外国人演説者だと確信するほどだ。慎ましい性格のキッシンジャーは1人ぼっちで過ごしてきたためだ。後に話し方を直そうと鏡の前に立って努力したが固いアクセントはそのままだったという。

だが、だれもアクセントで彼を評価しない。70年代の米中修交を引き出したキッシンジャーは過去最高の国務長官に挙げられる、重要なことはアクセントではなく話の内容と行動ということを米国人は分かっているのだ。

ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長が最近日本語のアクセントで苦況に断たされた。発音のために先月の対国民謝罪でも「それでも韓国の企業家か」という非難に苦しめられた。さらにあるテレビ局は彼の韓国語の発音に日本語式の発音を強調する字幕を付け嘲弄しているのではないかとの議論を呼んだ。だが、17日の国会政務委員会での国政監査で辛会長のコミュニケーションに問題がないことが証明され彼の韓国語議論は鎮まっていった。本質ではなく外面重視の世相が生み出したハプニングだ。

ますます国際化する世の中だ。在外韓国僑胞2世・3世や帰化外国人だけでなく脱北者など妙なアクセントの韓国語使用者は増えるほかない。こうした状況で話し方にけちをつけるならキッシンジャーのような外国出身人材がどうして定着できるだろうか。

ナム・ジョンホ論説委員



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