【社説】「韓国は高コスト国」という外国人投資企業CEOの指摘
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.18 16:46
韓国はグローバル企業の経営環境で高コスト国に分類されているという。セルジオ・ロシャ韓国GM社長が昨日、韓国経済研究院が開いた外国企業CEO座談会で明らかにした内容だ。極めて当然の結果だ。硬直した労働市場、とんでもない規制、政界の横暴など、企業をめぐるすべての生態系が企業を束縛してコストを高める。韓国でビジネスをするというは外国人CEOには苦役かもしれない。
何よりも労組による高コスト構造が深刻だ。韓国GMは労使交渉妥結のために5年間に人件費を50%も上げたという。生産コストが2002年比で2.39倍も上がり、同じ期間の消費者物価上昇幅1.4倍の倍に近い。しかし車1台を生産するのに平均26.4時間かかり、米国GMの23.4時間より劣る。コストは多い。労働生産性が事実上、世界最下位という統計もある。経済協力開発機構(OECD)34加盟国のうち6番目に解雇が難しい国に分類されている。韓国の労組による硬直的労働市場の解決策はこじれている。韓国投資を減らして対中国投資を増やす外国企業が増える理由だ。