「韓国企業が四面楚歌」…S&P「平均信用格付け、『投機的』直前水準に墜落」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.11 11:41
韓国企業の平均信用格付けが、「投機的格付け」直前まで真っ逆さまに落ちている。中国企業は成長し、日本もいち早く回復しているのに韓国だけ売り上げと利益がいずれも減少している中でのことだ。競争力をすっかり失ったのに銀行など金融機関の支援で延命している「ゾンビ企業」の構造調整が急務だという診断が出てきている。
国際信用格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は10日、国際金融センターがソウル明洞(ミョンドン)の銀行会館で開いた「2015S&P招待セミナー」に出席し、2009年に「BBB+」(投資格付け10段階中の8番目)だった韓国企業の信用格付け平均値(credit quality)が先月末に「BBB-」(10番目)に近い水準まで下落したと発表した。グローバル信用格付けがある38社の大企業を評価した結果だ。5年間で投機的格付け(BB+以下)の入り口まで2段階も下がったのだ。クォン・ジェミンS&Pアジア太平洋地域企業部門信用格付け総括専務は「主な企業の売り上げが減っている現象を深刻に見守っている」として「これまで懸念していた中国リスクが現実化する中、生産性向上のための労働生産性の改善は足踏み状態なので、韓国企業が四面楚歌の危機に陥っている」と評価した。