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【コラム】韓国人が英語で話す時、本当に感心する訳は…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.10 08:44
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私は、韓国人が英語で話す時にとても感心する。話して失敗しても同じだ。こういう話をする理由は、私がどれほど感心しているのか韓国人が正しく知らないようだからだ。私の周辺には、英語の実力は立派なのに、失敗を怖がったり恥ずかしくて口を開かなかったりする人が結構いる。

参加者の大部分が韓国人である会議に入ったことがある。上司は全員に英語で報告することを要求した。誰もが数年間英語を勉強した高学歴者だったが、英語で発表することには不便がってためらった。ある参席者が自信なさそうに「英語がうまくないので恥ずかしい」といいながら話し始めた。その次に会社の展望・戦略といった多少複雑なテーマについて30分間英語で発表した。感心した私は発表者にそんなに上手にしながら、なぜそんなに躊躇したのか尋ねた。「失敗をたくさんすれば、人々に批判されそうで…」という答えが返ってきた。いくつ失敗をしたのか分からないが、私はその発表者に、批判の代わりに尊敬と驚きだけを感じたと言った。

 
韓国人にはこうした経験はよくあることだろう。失敗が怖くて、それによってプライドを損ねるかと思って英語で話すことを躊躇する。そのような韓国人は、自身が英語をどれほどうまく話せるか、その実力に外国人がどれほど感心しているのかを必ず知ってもらえたら良いだろう。それでこそ、もっと自信を持って英語で話し、負担なく失敗しながら実力が伸びるからだ。

韓国人の英語に感心する理由はこうだ。最初に、外国語を話す時の失敗は避けられない。私が韓国語を話す時も多くの失敗をするが、韓国人の友人は私の実力をほめてくれる。母国語使用者ではない私に、完ぺきな韓国語を期待しないだけでなく、失敗は学習の一部分であることを理解しているからだ。それで韓国語をする時に失敗しても自信を持って話そうと努力する。言語の目的は、互いに理解して対話することであって、完ぺきになろうとすることではないからだ。

2番目、英語と韓国語は文法と規則がかなり異なる。そのような韓国語を苦労して勉強してみたのだから、韓国人が英語を学ぶことがどれほど難しいのかよく分かる。

最後に、勉強する環境が違う。韓国に住む私は韓国語の話し相手がたくさんいて、街中はすべてハングルだ。英語で会話する人があまりいない韓国で英語を学ぶ韓国人はすごい。

だから韓国人よ、外国語を使う時は自信を持って話そう。英語が母国語である人々は、その中に込められたあなたの驚くべき努力と成就を認めることになるだろう。

マーク・テットJTBC『私の友達の家はどこ』出演者

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