日・米・朝の視線…朴大統領の「新外交」は今から
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.05 13:25
朴槿恵(パク・クネ)大統領が4日午後、帰国した。2泊3日間の訪中外交の成果は多い。しかしその成果ほど朴大統領が持ち帰った風呂敷包みの中には以前より高難度の外交課題が入っている。戦勝節の閲兵式で中国の習近平国家主席と並んで座った朴大統領に冷ややかな視線を隠さなかった米国・日本・北朝鮮が代表例だ。外交専門家は訪中外交を完成するために「新外交」戦略を始める時だと述べた。
◆韓米同盟=朴大統領の閲兵式出席に対し、米国は「尊重する」(米国務省のトナー副報道官)という公式的な立場を表した。しかし3日(現地時間)にオバマ大統領が日米同盟にだけ傍点を打った太平洋戦争終戦70年記念声明を出したのは、米国の視線がそれほど「クール」でないことを見せている。
専門家は、9月末に計画している韓日米外相会議、10月16日の韓米首脳会談などを積極的に活用するべきだと助言した。高麗大国際大学院の金聖翰(キム・ソンハン)教授は「韓米首脳会談が韓中首脳会談より一次元高いということを国際的に見せる必要がある。抽象的な議題をいくつも議論するのではなく北の核問題に焦点を合わせて、北と対話できる原則などを具体化して示さなければいけない」とし「9月末の米中首脳会談でも、中国が北の問題で建設的な役割を実践に移すと約束するよう我々が促さなければいけない」と述べた。北朝鮮問題で韓中協力を韓米同盟と調和させるべきということだ。