【寄稿】本当に統一を望むなら周辺国の説得を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.04 17:22
中国丹東から鴨緑江(アムノッカン)の向こう側の新義州(シンウィジュ)を眺めながら胸が詰まった。解放当時まで祖父母が暮らしていたのが新義州だったからだ。事業をしていた祖父は解放後、ソ連軍が進駐した故郷を離れ、戦争とともにソウルから釜山(プサン)まで疎開しなければならなかった。
感情を抑えて川をもう一度眺めた。中国から眺めた北朝鮮は予想よりはるかに近かった。手を伸ばせば届きそうな感じがした。秋になるとおそらく黄色く染まる北朝鮮の黄金坪は中国と陸でつながっていた。断絶した半島の南側で「島人」のように生きてきたため、我々が中国と陸でつながっているというその自明の事実をその時になってようやく気付いた。