中国が再び韓半島（朝鮮半島）の平和統一を支持した。習近平国家主席は２日、首脳会談で「韓半島が将来に韓民族によって平和的に統一されることを支持する」と話した。

習主席は２０１３年６月と２０１４年７月の２回の首脳会談でも韓半島の平和統一に対するメッセージを投げかけた。「韓民族の願いである韓半島の平和統一実現を支持する」（２０１３年６月）、「韓半島の平和的統一に対する韓民族の願いを尊重し、窮極的には韓半島の平和的統一が実現されることを支持する」（２０１４年７月）とした。

統一研究院の鄭永泰（チョン・ヨンテ）専任研究委員は「韓半島の平和統一は、中国が基本的に守ってきた立場であり、単語自体は韓国・北朝鮮のどちらにも中立的な表現」としながら「ただし朴大統領の訪中期間に、北朝鮮のＤＭＺ地雷挑発局面で韓国が対話を通じて問題を解決した後に出てきた発言なので、韓国政府に対する中国の高い評価と支持が込められている」と話した。

中国は韓半島統一において「最も大きなプレーヤー」の１つだ。中国側はこれまで不統不乱の原則を内部的に守ってきた。韓半島が韓国によって一方的に吸収統一されることも望まず、戦争が起きることも望まないという意だ。韓半島統一などの状況変化が起きた場合、現在維持されているバランスが崩れることを憂慮したためだ。