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<文化が力だ>(5)3万ドル時代の生活の質…生活レベルを高める生活人文学(上)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.02 16:48
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#場面1

4年前、苦労して大企業に就職した。ソン・ミンホさん(32、京畿道城南市)の喜びはつかの間だった。きつい業務とストレス、解決方法はなかった。友人の慰労の効果も長くは続かなかった。「休職と転職を真剣に悩んだ」。脱出口は意外にも「古典」だった。昨年、「20・30代の古典の会」に入った。毎週『論語』や『孟子』を勉強した。そして古詩「人生不満百 常懐千歳憂」(人生は百年を満たせないが、常に千年の憂いを抱く)という一節に接した時、胸のつかえが取れた。「全く予想外のところで癒やされた。古典を読んで討論しながら、世の中を見る目が徐々に開かれていった」。

 
#場面2

「子どもたちはなぜ言うことを聞かないのだろうか」。中学校の国語の教師イ・ヘンミンさん(44、光州広域市)は生活に疲れていた。「いくら生徒を叱って指示しても変わらなかった」。学校生活は虚しく、生活の意味も感じられなかった。悩んだ末、同僚の教師と哲学書籍を耽読した。哲学の教授を招待して講演を聞き、「暴力の最小化、自由の最大化」という話を聞いて考え方が変わった。「哲学は一つ事案もさまざまな視点で見る。そこから多くのことを学んだ」。以前は問題が多い生徒をただ「問題児」だと考えた。「なぜか」は問わなかった。「哲学に接してからは『その理由』を探すようになった。どんな環境や事情があってそうなったのか」。その後からは生徒との関係が良くなった。イさんは「今は学校生活が本当楽しい」と話す。

大韓民国は光復(解放)後70年間、産業化と民主化の両輪で前だけを見て走ってきた。そこには自分の生活を振り返る人文学的な省察が割り込む隙がなかった。チン・ジュングォン東洋大教養学部教授は「時々、CEOを対象に人文学の講演をする。周囲の目ではあらゆることを成し遂げた人たちだ。しかし実際に講演会場に行けばその方から『生活の虚しさ』が感じられる。それを満たすためにここに来たのかという思いになる」と話した。

国内で人文学の門を叩く人が増えている。余裕がある人たちの「ぜいたく」程度と見られる時期もあった。今は人文学の大衆化時代ともいえる。特に「講演人文学」が主軸となっている。有名講師の講演にショッピングセンターでも容易に接することができる。にもかかわらず人文学の需要者は依然として受動的な姿だ。「生活人文学」への進化が今後の課題として提起される。全南大のチャン・ボクドン教授(哲学科)は「あちこちで自発的な人文学サークルが出てこなければいけない。また、参加者が発表者となる自己主導的な人文学が活性化しなければならない。そうなれば、自分の生活の問題を解決し、生活の質を高めるうえで実質的に寄与する」と強調した。


<文化が力だ>(5)3万ドル時代の生活の質…生活レベルを高める生活人文学(下)

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