国連の制裁対象の北朝鮮船舶、ロシアの港湾に出入り
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.08.30 12:18
国連の制裁対象である北朝鮮の海運業者が所有する船舶がロシアの港湾に随時出入りしていると米国のラジオフリーアジア(RFA)が28日に報道した。RFAは米国の北朝鮮専門インターネットメディアのNKニュースを引用し、「制裁対象である北朝鮮の遠洋海運管理会社(OMM)所属船舶フィチョン号が最近ロシア北東ハバロフスク州の港を数回入出港した記録が確認された」と伝えた。これによるとフィチョン号が7月から数回にわたりロシアのワニノ港に入港した事実がマリントラフィックのインターネット運航情報に記録された。
ファングムサン2号からフィチョン号に名前を変えた北朝鮮船舶は7月から少なくとも6回にわたりロシアの港湾2カ所で安全調査を受けたことが確認された。これとともに遠洋海運管理会社の所属とされる1万4000トン級船舶のカンゲ号も今月ロシアのナホトカ港に入港したと記録された。マリントラフィックの資料によると北朝鮮船舶は主にロシアの鉱物運搬が頻繁な港に出入りしていた。