【コラム】「兄と弟」だった金正日の朝中関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.27 14:01
#1.昨年12月、当時の劉洪才駐朝中国大使の離任レセプションが開かれた。平壌(ピョンヤン)に駐在する英国・ロシア・ドイツ公館の外交使節が招待された。北朝鮮外務省の高官の姿は行事場所のどこにもなかった。
#2.当時、生活必需品を購入するために鴨緑江(アムノッカン)を渡り丹東に行った中国大使館の職員が帰ってから隔離された。世界を襲ったエボラウイルス防疫措置だった。大使館の職員は大使歓送パーティーに出席しなければいけないと訴えたが、黙殺された。大使館側の抗議と圧力も効果がなかった。職員はこっそりと抜け出し、平壌に向かった。追いかけてきた治安・防疫当局は平壌の中国大使館を取り囲んだ。30分間の停電措置が取られてから中国大使館は職員を引き渡した。