【時視各角】「やればできる」にとどまっている韓国外交(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.24 09:19
巧妙さは憤怒を呼ぶ。だが、憤怒は人間が表出できる最も簡単な感情だ。怒ることほど簡単なことはない。反省しない日本に対する時私たちはさらに冷徹で、さらに巧妙で、さらに未来的でなければならない。滅びない国が備えなければならない必要十分な条件を備えなければならない。
その中のひとつが外交だ。靖国神社参拝、過去史妄言に接するたびに沸き返る世論は未来ではない。憤怒は表わさない時がさらに恐ろしい。問題は簡単に沸き上がる私たちが日本との外交折衝戦に込める心的・物的投資が1970年代の「やればできる」水準を脱していない点だ。
世界外交の大物が集まるワシントンで公共外交に使うお金が韓国政府は年間37億ウォンで、日本政府は906億ウォンだ。日本の外務省で韓国を担当する北東アジア課長は5年間務めるが韓国の東北アジア課長は1年~1年半だ。世界の外交現場では国際法論理対決が繰り広げられているのに、スポットライトも受けられず、エリートコースでもないとの理由で韓国外交からは国際法専門家が消えている。