【コラム】安倍外交の反撃モデル(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.20 08:46
安倍首相は「歴史の教訓の中から、未来への知恵を学ばなければならないと考えます」とした。露日戦争の教訓は何か。それは安倍外交の戦略的想像力を供給する。この時期、英国は世界最強だった。このような提携は未来を約束する。外交は戦争の勝利を保障する。今の北東アジアは葛藤と転換だ。中国の海軍力増強には眼を見張るものがある。バラク・オバマ米国大統領の北東アジア政策はアジア再均衡だ。米国の中国包囲網はより稠密になっている。
20世紀初頭、英国は「光栄な孤立」を断念した。それは一人でロシアを破ることが難しかったからだ。21世紀、米国の力は落ちた。単独で中国の勢いを削ぐのは難しい。日本はそのような状態の米国を後押しする。安倍外交のメッセージはシンプルだ。「日本が中国の膨張を牽制する。その代わり米国は日本を支援してほしい」というものだ。英日同盟はロールモデルとして作動した。オバマと安倍は一つにまとまった。米日の新蜜月関係が繰り広げられている。
中国は安倍談話を非難した。米国ホワイトハウスは歓迎の立場を示した。オバマ政府は安倍の集団的自衛権を後押ししている。一世紀前、北東アジアの構図は大陸(ロシア)と海洋(英日)勢力の衝突だった。現在の状況も大陸(中国)と海洋(米日)の対立だ。