元韓国外交官が解釈した安倍談話(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.08.18 15:42
14日に発表された日本の安倍晋三首相の戦後70周年談話には侵略、植民地支配、反省、おわびという村山談話の4つの核心キーワードが全て入っている。ちょっと見る分には誠意を示したようだが、よく見てみればさまざまな問題点を抱えている。
まず「侵略」については日本が侵略をしたという直接的な表現を使わなかった。第三者的な表現で、侵略や戦争のような武力行使をもう二度としてはならないと言及しているだけだ。
「植民地支配」についても植民地支配と永遠に決別して民族自決の権利を尊重する世界にならなければならないと第三者的に叙述しているだけで、日本の主体的な責任意識があらわれていない。