【社説】崩れる対中国輸出、コンティンジェンシープランはあるのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.10 16:06
韓国の輸出全体の約4分の1を占める中国市場が崩れているという貿易協会の分析が出てきた。半導体を除いた主力輸出品目の大半が中国で苦戦していることが分かった。しかも一時的な現象ではなく中国の構造的な要因のためだと診断され、深刻性は大きい。韓国経済全体が「チャイナリスク」という暗雲の中に引き込まれる姿だ。
対中国輸出が昨年0.4%の減少傾向から転じた当時、危機感はこれほどではなかった。しかし今年の対中国輸出は7月20日まで2.4%減少した。17.8%増の半導体などを除けば、ほとんどの輸出品目が一斉に下降曲線を描いている。信じていた自動車と無線通信機器はそれぞれ44.0%、11.9%も減少した。さらに石油製品(-31.1%)、石油化学製品(-18.1%)、鉄鋼(-15.0%)、繊維(-14.3%)なども大幅に減った。その間、中国市場で輸出品目別に悲喜が分かれることはあったが、このように大半の品目が同時に減少することはなかった。しかも下半期に反騰する兆しも見えない。危機感はさらに深まるしかない。