朴大統領、中国の抗日全勝行事への出席「ジレンマ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.10 11:41
朴槿恵(パク・クネ)大統領が来月3日、北京で開かれる中国の抗日戦争勝利記念行事に参加するかをめぐって苦心中だ。今年3月、中国政府から公式な招待を受けた朴大統領はこれまで参加する方向で検討してきた。ところがオバマ米国大統領をはじめ主な西側諸国の首脳に続き最近、日本の安倍晋三首相も中国への訪問計画をとりやめたことが分かり計算が複雑になった。
安倍首相が習近平中国国家主席の記念式行事の招待を受け入れて中国を訪問し、首脳会談が実現すれば朴大統領の中国訪問は自然な外交の歩みになりうる。だが南シナ海の領有権紛争をめぐり中国と対立を見せている日米の両首脳がそろって参加しない状況で、朴大統領だけが参加すれば韓米関係と韓日関係に少なくない負担となる恐れがある。対内外的に「朴大統領が中国にあまりにも傾倒している」という指摘が再び提起される可能性がある。