【社説】大韓民国経済の沈没、この政治ではそうなるしかない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.24 13:30
4-6月期の経済成長率が前期比0.3%と、事実上の停滞に終わったというのが、韓国銀行(韓銀)の発表(速報値)だ。0%台の低成長は5期連続だ。しかもますます悪化する構造だ。今年の成長率が1%台に終わるという声もある。成長率2%台という韓国開発研究院(KDI)の経済予測は色あせる雰囲気だ。韓銀は輸出不振と消費沈滞、投資委縮の3大悪材料に中東呼吸器症候群(MERS)と干ばつが重なった結果だと分析する。マイナス成長に転じた内需が特に懸念されるというのが専門家らの見解だ。
もちろん政府は経済を回復させようと財政支出や利下げなど、あらゆる手段をすべて動員しているように見える。李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が就任した後、韓銀は1年間に4回も利下げした。政府も各種景気浮揚策を通じて金融を緩和するだけ緩和した。しかし財政・通貨政策が通じる経済ではない。未来に対する不安感が経済主体の意識を支配している。こうした心理が結局は投資を阻み、消費を低迷させ、経済活動を鈍化させている。