シュティーリケ監督（６１）のサッカー韓国代表が８月５日、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督（６３）率いる日本代表と対戦する。中国武漢で開催される東アジアカップの第２戦で韓国と日本が対戦することになった。

韓国は日本との対戦で７６戦４０勝１４敗２２分けとリードしている。しかし最近の試合では韓国が劣勢だ。ザッケローニ日本代表監督時代、韓国は４試合連続で勝利がなかった。２敗２分けだ。このため韓国は今回の韓日戦で２０１０年以来５年ぶりの勝利を狙っている。

勝利のためにはゴールが必要だ。韓国サッカー史には偉大な「日本キラー」がいた。韓国サッカーの「伝説」車範根（チャ・ボムグン、６１）が６得点と、韓日戦の最多ゴール記録を持つ。次いで崔貞敏（チェ・ジョンミン、死去）、朴成華（パク・ソンファ、６０）、黄善洪（ファン・ソンホン、４７）がそれぞれ５得点、パク・イチョン（６８）が４得点だ。車範根と朴成華は韓日戦でハットトリックを達成した。

しかし現在の韓国代表チームには日本キラーがいない。東アジアカップ最終エントリー２３選手のうち日本戦でゴールを決めた経験がある選手もいない。残念ながら日本キラーの系譜が途切れた状況だ。

現役選手で日本戦でゴールを決めた選手は尹日録（ユン・イルロク、２３、ソウル）、奇誠庸（キ・ソンヨン、２６、スウォンジーシティ）、黄載元（ファン・ジェウォン、３４、忠州）、朴主永（パク・ジュヨン、３０、ソウル）、李東国（イ・ドングク、３６）、李昇烈（イ・スンリョル、２６、ともに全北）、金在成（キム・ジェソン、３２、ソウルイーランド）、廉基勲（ヨム・ギフン、３２、水原）の８人で、すべて１得点ずつ。しかし今回の代表チームには一人も含まれていない。キャプテンの奇誠庸は欧州組のため招集されず今回の代表チームから抜けた。このため今回の韓日戦では新しい日本キラーの登場が期待される。

候補は多い。シュティーリケ号に初めて合流した長身ストライカーの金信旭（キム・シンウク、２７、蔚山）が最も期待を集めている。韓国の看板ＦＷのカムバックだ。シュティーリケ監督の「皇太子」李庭協（イ・ジョンヒョプ、２４、尚州）も初の韓日戦出撃と韓日戦初ゴールを準備している。

仁川アジア競技大会の金メダリストも日本キラーを狙っている。李鐘浩（イ・ジョンホ、２３、全南）、金承大（キム・スンデ、２４、浦項）、李勇載（イ・ヨンジェ、２４、長崎）ら若手ＦＷも日本戦でゴールを目指す。