【社説】構造改革により輸出活路を開かなければ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.10 11:28
朴槿恵(パク・クネ)大統領が主宰する第8回貿易投資振興会議が9日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で行われた。輸出減少やギリシャ・中国不安のような内憂外患が重なった時だけに非常な関心を集めた。政府はこの会議で▲輸出活性化に116兆ウォン(約12兆4700億円)投入▲建築投資の活性化▲買収合併(M&A)促進等によるベンチャー・創業ブーム拡散▲観光産業の活性化のような対策を出した。財政も、政策手段も思わしくない状況でそれなりに最善を尽くした跡が見える。
それにも関わらず、当事者である産業界の反応は芳しくない。輸出の最も大きな障害物である円安に対応する為替レート政策が見られないというのだ。輸出活性化に投入されるという116兆ウォンのうち91兆ウォン(民間投資分)は主な企業の今年と来年の投資額を単純に足した数値だ。「中国オンライン・ショッピングモール内の韓国館の拡大」のように今年4月、「輸出振興対策」に含まれた二番煎じ政策も目につく。