【コラム】韓国と米中衝突時代の開幕(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.19 09:14
2つ目はサイバー問題だ。すでに中国のサイバー専門家たちは米国の安保専門シンクタンク、人権関連の非政府組織(NGO)、ワシントンの政府機関を対象にサイバー攻撃を行ってきた。だが最近、中国のハッカーが数百万人の米国公務員たちについての情報をダウンロードしたという報告には驚かざるをえない。昨年5月、米司法省は中国人5人をサイバー犯罪容疑で起訴した。すると北京はワシントンと進めていたサイバー対話を中断した。S&EDと習近平主席の訪米期間に中国側がサイバー攻撃に対する米国の懸念を無視するならば、この問題は米大統領選挙で主な案件として浮上するだろう。中国でもっと強硬に対応しなければならないという声が力を得ることになるだろう。
3つ目は外国のNGOに対する中国当局の規制強化だ。まもなく登場する新しい法規によれば、商工会議所などのNGOは中国のセキュリティー当局に登録をしてモニタリングを受けなければならない。干渉の行き過ぎにより多くのNGOが中国での活動を止めるほかはなくなる。新しい法律は、中国の立場を海外で擁護してきたビジネス団体や慈善団体まで背を向けさせるだろう。