亡命の北朝鮮兵士、1週間に200キロ南下
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.16 15:57
15日に江原道(カンウォンド)華川(ファチョン)地域の非武装地帯の韓国軍小哨(GP)を通じて亡命した北朝鮮兵士は、咸鏡道(ハムギョンド)地域にある北朝鮮軍後方地域で勤務中に脱営し、前方に移動したことが明らかになった。
軍の関係者は「調査の過程で、亡命者A(19)は7日ごろ部隊を離脱し、1週間にわたり車と徒歩に南に移動したことが把握された」とし「14日の夜間に北側の鉄柵を通過した後、GP近隣の高地周辺で夜が明けるまで待ち、15日午前7時55分ごろ発見された」と述べた。脱営した部隊から約200キロの距離を1週間ほど移動して亡命したということだ。Aは北朝鮮軍の下級兵士(韓国軍の一等兵に該当)で、北朝鮮軍幹部の運転兵として軍服務しながら常習的に殴られ、亡命を決心したという。