「朴大統領、訪米取りやめれば外交リスクさらに高まる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.10 08:57
朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪米(14-19日)を控えて青瓦台(チョンワデ、大統領府)が頭を悩ませている。中東呼吸器症候群(MERS)が広がる状況で、大統領が席を外すのが適切かどうかということだ。閔庚旭(ミン・ギョンウク)青瓦台報道官は9日の記者会見で、訪米日程の変更について尋ねる記者に対し、「特に伝える言葉はない」と述べた。しかし内部ではMERS拡散のため日程調整などいくつかの可能性を開いている。政府当局者は「保健当局の予測、変動事項が生じる場合、米国に知らせなければいけない最小限の時点などを考慮すれば、明日(10日)ごろまでは結論を出さなければいけない」と述べた。
現在ではキャンセルより日程短縮の方向で考えている。実務ラインでは訪米日程のうち省略が可能な行事を検討している。ワシントン韓米首脳会談(16日)などはそのまま消化し、ヒューストン訪問(17、18日)を取りやめる可能性も提起されている。