<韓国輸出企業ウォン高ショック>現代車、ブラジルで高級モデル多く売っても売り上げ11%減(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.19 14:38
現代(ヒョンデ)自動車ブラジル工場は今年1-3月期に4万3000台を販売した。昨年1-3月期と同じ販売台数だ。1年前よりも戦略車種であるHB20の高級モデルを10%以上多く売ったが韓国ウォン表示での売り上げはむしろ11.2%減った。1年間でブラジルレアルが韓国ウォンに対し16%安くなったためだ。コストはそのままなのに売り上げだけが減れば自然と利益も減少する。
KB投資証券によれば現代車は1-3月期だけで為替レート変動により3500億ウォン(約385億円)ほどの損害をこうむった。主力市場である新興国通貨とユーロが安くなった上に、円安まで進んだからだ。日本円・ユーロ、新興国通貨の同時安で困難を経験している企業は現代車だけではない。サムスン電子とLG電子など電子・自動車・鉄鋼・造船・機械などの輸出割合が大きい5業種の10企業(業種別の売上額上位2社、造船は3社、機械は1社)が1-3月期にこうむった為替レート関連の損失は3兆ウォンに及ぶ。