<北朝鮮恐怖統治>逮捕から3日後に裁判なく処刑…「所信を述べるのは命がけ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.14 10:33
玄永哲部長は金正日総書記が金正恩を後継者に決めた時期から勢力を強めた。2011年5月と8月の金正日の中国訪問と軍部隊訪問当時に信頼を得て、2012年に総参謀長(次帥)に昇進した。
金正日が金正恩の軍部内世襲基盤の構築および世代交代を念頭に置いて抜てきしたと、国家情報院は分析した。しかし2013年5月、前方の第5軍団長に左遷され、翌年に人民武力部長(大将)に復帰するなど浮き沈みが多い人生だった。北朝鮮の最高権力機構である国防委員会の委員席にも座り、金正恩に密着随行した。玄永哲部長が先月、ロシアを訪問するなど、北朝鮮内の「対ロシア専門家」だったことも、情報当局が注目する点の一つだ。対中専門家の張成沢(チャン・ソンテク)処刑に続き、またも専門家の玄永哲部長を粛清したからだ。