<中央日報-CSISフォーラム>「安保や領土問題は多者主義で解決するべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.07 09:34
「アジアパラドックス50年-新たな機会と挑戦」をテーマにしたセッションは、フランシス・フクヤマ・スタンフォード大教授が「北東アジアで多者主義の重要性がいつよりも高まった」という演説で始めた。延世大の文正仁(ムン・ジョンイン)教授の司会で進行されたこのセッションで、討論者はアジアインフラ投資銀行(AIIB)、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系、日米同盟の強化などをめぐり、熱を帯びた攻防を繰り広げた。
リチャード・アーミテージ元米国務副長官は「中国はTHAADに関して韓国に話す資格がなく、韓国はこの点を考慮しなければいけない」と強硬発言をした。マイケル・グリーン米戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長は「AIIBも立証されていない」とし「(AIIBの資金が)中国の国営企業を優先順位に不透明に配分されるだろう」と懸念を表した。アジアパラドックスとは、地域内の国家間の経済分野の相互依存度は高まるが、外交・安保分野の緊張は高まる現象をいう。