高熱・腹痛苦しめられた朴大統領…「李完九辞表」だけ先に処理(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.27 09:05
朴槿恵(パク・クネ)大統領が9泊12日にわたる中南米4カ国歴訪スケジュールを終えて27日未明に帰国した。青瓦台(チョンワデ、大統領府)によると、今回の歴訪によってもたらされた成果はかなりのものになる。今回の歴訪で中小企業76社が4カ国のバイヤーとの「一対一ビジネス相談会」を通じて計6億4600万ドル(約6970億ウォン)の輸出契約を推進する成果を得たとのことだ。
だが、帰国する朴大統領の心は軽くなかったという。国内に残してきた“宿題”のためだ。成完鍾(ソン・ワンジョン)前京南(キョンナム)企業会長が残したリストの波紋は出国時と変わらず今も進行形だ。2番目の訪問国ペルーに滞在中、辞意を表明した李完九(イ・ワング)首相の後任も決めなければならない。歴訪中の国内状況と関連して約束した「政治改革」「社会改革」の具体化についても明らかにしなければならない。まるで深い山奥の中を歩くようだ。朴大統領は、最優先事項として李首相の辞表受理手続きから処理するという。青瓦台関係者は「李首相のためにも1日も早く片を付けるのがよい」と話した。昨年、旅客船セウォル号事故当時、鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相は辞意を表明したが、事態を収拾するまで交替しないとしたこととは状況が違うためだという。