【社説】中国と日本の和解、韓国外交は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.24 11:07
中国の習近平国家主席と日本の安倍晋三首相が5カ月ぶりに再会した。数日前インドネシアのジャカルタで開かれた「バンドン会議60周年記念アジア・アフリカ首脳会議」の席だった。この日、習主席は以前の冷たかった様子とは全く違っていた。習主席は微笑を浮かべながら安倍首相と握手し、記者たちに手を振る余裕も見せた。日中関係が改善されるというシグナルだと解釈されている。もはや両国関係は「対話する対立関係」に転換したという観測も出ている。
習主席はこの日、歴史問題に対する言及を自制した。彼は「(歴史が)中日関係の政治的基礎になる重大な原則的問題」と明らかにしたが、それ以上食い込まなかった。この日の朝、日本の議員たちが靖国神社を集団参拝したがそれについて一言も触れなかった。ただ「中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)はすでに国際社会に普遍的に歓迎されている」として安倍首相にAIIB加入をそれとなく勧めるだけだった。首脳会談が結局、AIIB参加に消極的な日本を懐柔するためだったということが簡単に読みとれる。もちろん低成長基調に入った中国経済に日本の投資を期待することもあるだろう。習主席の柔軟な外交的ジェスチャーで北東アジア政治地形の大きな変化が感知されている。