【コラム】韓日関係の不都合な展望(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.30 16:49
しばしば結末を知りながらも顔に出さないことが多い。未来はもともと不確かなものだとしながら、うまく事が運ぶだろうという希望を抱いたりやるべきことについて深く考えたりもする。だが、すでにある程度結末が予定されていることは多い。
安倍晋三首相の歴史修正主義は変われるのだろうか。異変がない限り、変わらないだろう。もちろん村山談話や河野談話があったように後続政権が立場を変える可能性を排除することはできないが、当分、いや非常に長い間そのような変化を期待するのは難しいとみるほうがもっと現実的だ。過去(歴史)を忘れた民族に未来はないと言って歴史的責任を強調し、ドイツと比較して良心に訴えたところで効果はないだろう。来月29日の米国上・下院合同演説を控え、国際社会の冷ややかな視線をかわして米国の歓心を買うためにいかなる形だろうと遺憾の意を表明するだろうが、真の反省や謝罪というよりは水増しや見せかけの形、あるいは自己合理化を試みる公算のほうが大きい。