<成完鍾リスト波紋>潘基文にまで飛び火…「忠清待望論は完全に消えた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.21 11:41
「死んだ成完鍾(ソン・ワンジョン、元京南企業会長)が生きている李完九(イ・ワング、首相)と潘基文(パン・ギムン、国連事務総長)を追い出した」。
忠清(チュンチョン)地域のセヌリ党初当選議員は20日、「成完鍾リスト」波紋を話す間、「死せる孔明、生ける仲達を走らす(死孔明走生仲達)」という三国志の故事成語に触れながらこのように述べた。成完鍾波紋が広がった後、政界の忠清出身者はため息をついている。昨年夏まで次期大統領候補世論調査で潘事務総長がトップに立ち、忠清待望論に火がついた。特に2月に李首相が指名されると、忠清待望論には競争構図まで組まれる雰囲気だった。新政治民主連合でも「安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事が大きな夢を見ている」という言葉が出ていた。しかし成完鍾波紋は忠清待望論を“大亡(大きく滅びる)”に変えている。先週のセヌリ党忠清出身議員の会合では実際にこうした憂慮と虚脱感が見られたという。