【時視各角】腐敗よりも無能がもっと恐ろしい=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.20 16:32
国際大会にさえ出れば勢いよく飛ぶ選手がいる。こんな選手を「国際用」と表現する。朴槿恵(パク・クネ)大統領も国際用に近い。一昨日(18日)、ノーベル文学賞を受賞したガブリエル・ガルシア・マルケスの国での発言がそうだ。コロンビア大統領との晩餐でマルケスの話をスペイン語で引用した。「心を持つ者にとって忘却は難しい(Olvidar es dificil para el que tiene corazon)」。コロンビアが6・25韓国戦争(朝鮮戦争)時に派兵したことに対して忘れず感謝しているという言葉だった。マルケスを尊敬するコロンビア人は朴大統領に賛辞を送った。
だが国内政治は混沌の中だ。ポータルサイトの「たくさん見たニュース」の分類で“男性たち”は成完鍾(ソン・ワンジョン)リストに嘆き、“女性たち”はセウォル号事故から1年の悲しみと、虚無感に陥っている。マルケスの慰やしは国内でさらに切実だ。成完鍾リストが追い立てた津波が深刻なのは、その終わりが分からないということだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)も野党も検察も首を横に振る。首相・大統領秘書室長、そして政府の実力者は耐えられない内部事情にてんてこ舞いしている。