【社説】安倍首相、村上春樹氏の良心の声に耳を傾けるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.18 08:09
日本の世界的な作家、村上春樹氏(66)が17日に報道された共同通信のインタビューで、「日本は相手国が『もういい』というまで謝るしかない」と強調したのは、良心勢力を代弁する勇気ある発言だ。ノーベル文学賞候補にも挙がっている村上氏がこのインタビューで「歴史認識はとても重要であり、しっかりと謝罪することが大切だ」と述べたことは、日本にも歴史問題に正しい認識を持つ知性人が少なくないことを見せてくれる。
村上氏の今回の発言は、8月の戦後70年談話(安倍談話)で「侵略」「植民地支配」「お詫び」という言葉を避けようとする安倍首相に覚醒を促したという意味がある。その間、安倍首相が見せてきた右傾化に対する日本の知性人の憂慮をそのまま表したのだ。このような村上氏の指摘に共感する日本人は少なくないはずだ。今回の発言をきっかけに、認めるべき過去の過ちをはっきりと認め、謝罪するべきことは素直に謝罪する誠意ある姿勢こそ、日本を普通の国にする最も大きな力になるという認識が日本国内に広がることを望む。