金正日の指示で誕生した北朝鮮のビール…「日本・中国のビールに劣らない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.14 10:45
北朝鮮のビールは韓国のビールよりおいしいと主張する外国人がいる。北朝鮮を出入りしながら取材した英週刊誌エコノミストのダニエル・チューダー元ソウル特派員がその一人だ。彼が大同江(テドンガン)ビールが韓国のビールよりおいしいと発言し、韓国ビール業界が衝撃を受けたりもした。2013年4月に平壌(ピョンヤン)を訪問してビール醸造場を視察した米国のビール愛好家ジョージ・トーマス氏も大同江ビールを絶賛したと、「米国の声」(BOA)が報道している。当時、トーマス氏は「日本のアサヒビール、中国の青島ビールなど他国のビールと比較して大同江ビールは劣らない」と評価した。
大同江ビールは北朝鮮の代表的なビールだ。大同江ビールのほか、平壌ビール、龍城(ヨンソン)ビール、楽園ビールなどがあるが、大同江ビールが最も人気だ。大同江ビールは金正日(キム・ジョンイル)総書記の格別な愛情の中で誕生した。大同江ビールが誕生したきっかけは、金総書記が2001年、ロシアのサンクトペテルブルクにあるバルティカビール工場を視察しながらだ。金総書記は北朝鮮もおいしいビールを作ることができると判断したのか、帰国後に「世界最高級ビールを作りなさい」と指示した。