【論争】THAAD韓国配備問題…「THAADは依然として抽象的構想にすぎない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.08 16:32
最近のTHAAD迎撃体系の韓半島(朝鮮半島)配備に対する論争は、非正常的で非理性的だ。その理由は、私たちがTHAAD迎撃体系について分かっていることがほとんどないということだ。ここにはいくつかの重要な疑問がある。約100億ドルを投じて開発に着手され24年目を迎えているTHAADが、それほど重要な戦略的資産だというならば、米国はなぜ自国の防御でも非常に不足している3つの砲台しか保有できなくなっているのか。韓半島を防御するだけでも最低3つの砲台が必要なのに。
今年から追加生産が開始されて数年後に砲台に7つに増えるという話があるだろう。それなら北朝鮮の中距離ミサイルの威嚇にさらされている日本はなぜ導入や配備を検討していないのか。日本の防衛省はすでに昨年「THAAD配備や導入を検討しない」と明確な立場を表明した。これだけでなくイスラエルや欧州の北大西洋防衛条約(NATO)加盟国のような米国の主要同盟国もTHAAD配備について検討するという言葉さえない。