【コラム】えせ経済処方、重病にかかる韓国経済(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.08 13:55
1つの国の生活水準は、その国の国民1人あたりの国民所得に比例する。国内総生産(GDP)の統計の限界を指摘する学者もいるが、環境・福祉・文化・平均寿命のような経済以外の要素を見ても、1人あたりの国民所得が高い国の国民がやはり比較的良い暮らしをしている。したがって1つの国の国民が良い暮らしをするのは、その国の国民がどれほど勤勉に生産的に働いているかにかかっている。そしてその国の国民がどれほど勤勉で生産的なのかは、その国の国民の意識レベルや勤労意識よりも、その国の経済制度と政策にかかっている。
経済政策と制度が国民に生産的に仕事をさせる国の国民は、良い暮らしをさせるようになり、国民をなまけさせて無責任にさせる国の国民は貧しくクラスしかない。同じ血統と歴史の伝統を持つ民族なのに経済体制が違うという理由だけで生産性と生活レベルの顕著な差を見せた韓国・北朝鮮と統一前の東西ドイツがその証拠だ。