女性初の強姦罪適用による起訴=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.03 10:59
男性を性的暴行しようとした40代女性が強姦未遂容疑で起訴された。2013年6月の改正刑法施行により性的暴行被害者の範囲が女性から男女へと拡大して以降、女性の加害者が裁判にかけられるのは初めてだ。
ソウル中央地検刑事3部(イ・チョルヒ部長)はチョン氏(45、女性)を強姦未遂の罪で拘束起訴したと2日明らかにした。検察によれば離婚後1人暮らしをしていたチョン氏は2011年、自転車同好会で出会った妻帯者のA氏(51)と交際を始めて内縁関係となった。そのうちにA氏が昨年7月に別れを伝えると「最後に一度だけ会ってほしい」とA氏を自宅に誘ったという。
チョン氏はA氏に睡眠薬入りの紅参エキスを飲ませた後、A氏が寝つくと彼の手足を縛って強制的に性的関係を図ったとされる。だが眠りから覚めたA氏が束縛を解いて犯行は未遂に終わったという。チョン氏はA氏が逃げると「すべて終わりだ。殺す」と言って鈍器でA氏の頭を殴ろうともした。検察はチョン氏に凶器傷害罪を追加した。