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「韓国の死活問題を中国に問うのか」…与党議員総会は賛成優勢

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.02 11:34
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「高高度ミサイル防衛(THAAD)体系」導入問題が与党セヌリ党で公論化テーブルに載せられた。開催すべきかどうか派閥間の葛藤をもたらした「THAAD議員総会」が1日に開かれた。非公開で3時間ほど行われた議員総会では、THAAD配備自体には賛成する雰囲気が優勢だった。しかしこの問題が政治争点化するのは避けようという慎重論も少なくなかった。

保守強硬論者の金鎮台(キム・ジンテ)議員は「我々の死活問題を中国に尋ねなければいけないのか。そのような事大主義がどこにあるのか」とし「中国が大きくなる中、最初からおじけづいて『中国の気分を害すれば大変なことになる』と考えるようだが、むしろ『我々には韓米同盟が優先だ。これを前提にうまくつきあってみよう』と話してこそ、中国が我々を尊重するだろう」と主張した。

 
元機務司令官の宋泳勤(ソン・ヨングン)議員は「野党がTHAAD導入に反対するのは済州海軍基地に反対するのと同じ論理」と主張した。

国会国防委員長の黄震夏(ファン・ジンハ)議員は「北の核とミサイルの脅威が深刻になっているため、THAADが配備されれば役立つのは確かだ」としながらも「THAAD配備の賛否問題が公論化されれば我々が騒ぐという論理を相手国が有利に利用する可能性がある」と懸念を表した。

元外交官の沈允肇(シム・ユンジョ)議員も「THAADに反対しない」とし「北の核を防ぐにはTHAADの砲台1つではなく3-4個の砲台が必要だ。その場合、莫大な導入費用の問題も考慮しなければいけない」と指摘した。河泰慶(ハ・テギョン)議員は「党がTHAAD問題を提起したことは一石三鳥だった。与党として安保意志を誇示し、政府の対中交渉レバレッジを提供し、韓米同盟を強化した」としながらも「外交的には我々が党論でTHAADに結論を出すのは不適切だ」と述べた。

大統領政務特補である親朴系の核心、尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)議員は「基本的にTHAADに関する議員総会は不適切だ。公論化するのは国益に役立たない」とし「THAAD配備は高度な専門的な知識と戦略的な判断が求められるため、政府が議論を主導しなければいけない」と話した。尹議員は「THAADは検証された武器体系ではなく、まだ発展段階にある。軍事専門家もTHAADのレーダー射程距離を正確に知らないのに、議員がインターネット上の資料だけで議論を広めるべきではない」と主張した。尹議員は親朴系の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)最高委員とともに議員総会の招集に反対してきた。

この日の議員総会ではTHAADだけでなく、嬰・乳児保育法、公務員年金改革なども議題だったが、発言を申請した議員15人のうちTHAADに関する意見を明らかにした議員は8人にすぎなかった。議員総会の出席者も70人程度にしかならなかった。

ある当局者は「THAAD議員総会に青瓦台(チョンワデ、大統領府)側から冷たい視線があり、外交的にも敏感な事案となったため、一般議員は発言を避けたようだ」と述べた。親朴系の批判にもかかわらずTHAAD議員総会を強行した劉承ミン院内代表は議員総会の後、「(THAAD配備自体に対しては)1人(尹相ヒョン)を除いて全員賛成だった」とし「我々の議員の意見がこうだったという話は適切な機会に青瓦台に静かに伝えようと思う」と述べた。

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    2015.04.02 11:34
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    与党セヌリ党の劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表は1日、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備問題について議員と意見を交わした。
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