韓国の高齢者70%、子供と離れて住む…3人中1人はうつ病
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.01 16:20
ホさん〔85、京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)〕は20年前に夫と死別した後、1人で暮らしてきた。部屋1つに小さな台所とトイレが付いた保証金500万ウォン(約54万円)・家賃20万ウォンのアパートが彼女のくつろぎの場所だ。
2男1女をもうけたが1週間に1、2回電話をやりとりして、2カ月に1回ほど顔を見る程度だ。財産は夫が残した銀行預金2000万ウォン余りとアパートの保証金が全て。月の収入は子供からのお小遣いと基礎年金を合わせて50万ウォン余り。家賃と管理費を出すといくらも残っておらず、預金を崩しながら生活費に充てている。50代の頃から高血圧と関節炎の薬を飲み続けている。彼女は「子供たちも生活費を稼ぎながら子育てにへとへとになって暮らしているのを知っているから1人暮らしのほうが身も心も楽だ」としつつも「家にしょぼんと1人でいると『生きるのもやめようか』という気持ちになる時が多い」と話した。